【#1】ハート・アート・アタック – 大人の絵画教室開催

 

2018年の2月より、Lilly’sGalleryのマニアの方々の
ご要望から始まった、Lillyの絵画教室。

 

2019年に入ってこの企画がさらにアップデートされ、
今回からスタートしたのが『ハート・アート・アタック!』。
決めた題材の元絵から色を抜き、
絵画教室ではそこで「元絵を観ず」に
各々が自由に彩りを加えていくというもの。
もちろん、本来なかった線や物を描き足してもいい。
予め輪郭があることで、ある程度自分が描くものに対して
「上手いか・下手か」と評価をする必要がなくなるのだ。

 

これが第一弾にして、
開催当初からの参加者も手を叩いて喜ぶほど
かなりの大盛況を収めた。

 

題材となるものは、リクエストが無い場合、
心情や感情が体現された抽象的な作品が中心となる。
今回は浮世絵を代表する葛飾北斎の『神奈川沖浪裏』。
参加者はこれまでにないほどの盛り上がりを見せながら、

元絵を見ることなく、自分の感覚だけで表現していく。
(以下、参加者の皆さんの作品)

同じ元絵から、
こんなに印象の違う個性溢れる作品が仕上がるのは、
「お手本」として絵を見ないこと。
「上手に」塗ろうとしないこと。
このスタンスを徹底しているLillyがそうさせるからだ。

 

「次回は魚を描きたい!」という、
これまでになかった参加者からのリクエストがあり、
第二弾の題材も早々に決まる。

 

あまりの高評価に、Lilly本人も喜ぶ以前に、
驚きを隠せなかったようだ。

 

以下は、これまで参加者の皆さんが描いた作品。

『自分が感じるまま、自由に』という当初からの
コンセプトは変わらず、教科書通りに上手に描くのではなく、
もっと芸術を自由に表現し、身近に感じ、
日常生活に於いても自分自身を開放できるように・・・と
敢えてそのような指導をせずに行ってきた。

 

しかし、普段絵を描かない人達にとって、
それはあまりに「自由すぎた」ため、
まっさらなキャンバスを手渡されても、
「何を描けばよいのか」という問題に直面した。
さらに、描き終えたあとは
当然ながら、幼少期から刷り込まれた
「上手い・下手」という判断基準から
「やはり自分は上手く描けない」と評価してしまう。
自分自身の「心」を表現する以前の問題、
自由すぎるが故の弊害があったのだ。

 

しかし、元絵の輪郭が予め描かれているものなら、
そもそも「上手い・下手」というステージはクリアされる。
あとは、そこからはみ出ようが、
新たな輪郭を加えてしまおうが、
自分が日常で閉ざされてきた潜在意識を開放するという、
実に有意義でクリエイティブな時間を
過ごすことができるようになった。

 

今後のLillyの『ハート・アート・アタック』、
心が軽くなる空間へ、
是非一度足を運んでみてはいかがだろうか。
『ハート・アート・アタック』に関する詳細や
参加希望の問い合わせなどは、
以下の問い合わせフォームより随時受付中。

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